会社を設立して起業する時、本店所在地はどこにする?

起業のとき、会社登記で失敗するな!
起業する前、会社を設立する登記場所(本店所在地)についてかなり検討しました。
どこを本店所在地にするかは、
・どんなビジネスで?
・どこで?
・何人でスタートするか?
・将来的のビジネス構想
等々によって異なってきます。
私の場合、自社開発商品の企画/開発・卸販売で事業をスタート。
商品に住所が表示されることや、来客や数人のスタッフの雇用を考え、マンションの一室を借りての登記を考えました。
本店登記の場所を決めるのにあたりまずやったことは、各自治体が行なっている支援です。
各自治体は企業に対し様々な支援を行っているからです。
これが自治体によってかなり異なります。
もちろん通勤時間や予算も検討事項の重要ポイントでした。
起業を決断してからすぐにマンション探しをスタート。
ここで大きな問題が発生しました。
私が探しているエリアには、事務所使用可、ただし登記するのは不可という物件か多かったのです。
その後色々と不動産を回り、登記のできる比較的家賃の安い物件を見つけ東京都大田区に本店登記を行ないました。
大田区で本店登記してよかったこと
大田区に本店を登記したことで様々な支援を受けました。
また現在も受けています。
・初年度の家賃補助
・販促費の補助
・無利子での融資
・商標登録支援
その他多数
大田区に本店を設置した判断は、今でも正しかったと思っています。
自宅やレンタルオフィスで登記しなかった理由
自宅やレンタルオフィスで登記する人も多いでしょう。
ただ、私は自宅やレンタルオフィスの登記はデメリットがあると判断しました。
自宅に登記しなかった理由
これは自宅が公に公開されるということです。
以下のサイトを使えば簡単に登記場所がわかります。
https://www.houjin-bangou.nta.go.jp/kensaku-kekka.html
今は何が起きるかわからない時代です。
悪いことをしているわけではありませんがリスクを回避する考えです。
レンタルオフィスに登記しなかった理由
銀行から信用が勝ち取れないと思ったからです。
銀行によっては口座すら作れません。
弊社のメインバンクもレンタルオフィスでは新規口座が作れないとはっきりと断言しています。
また、事業を進めていく上で銀行との付き合いは非常に重要です。
それは融資を受けるためです。
事業を成長させるのためには、時に先行投資が必要。
また逆に会社の経営状態は環境の変化などにより、いつどうなるかわかりません。
会社は赤字で倒産するのではありません。
キャッシュが枯渇した時に倒産します。
いつどのようなときも低金利で資金が調達できるよう、銀行との信頼関係は非常に重要です。
弊社は銀行との関係も非常によいのでプロパー融資も受けています。
プロパー融資とは保証協会をつけずに、無担保で銀行から直接融資を受けることです。
起業する際は目の前のことだけでなく、将来的なことも考え準備を進めてください。