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40歳過ぎて脱サラ起業!体験したから言えること!
アマガサシゲルの起業のススメ(BLOG)

経営とは粗利の獲得と粗利の分配

経営とは粗利の獲得と粗利の分配

起業を成功させるための最も重要なルール

起業を考えていると、商品やサービスのことばかりを考え、起業における最も大切なルールを時に忘れてしまう人が多いです。

とても当たり前のことですが、何故か準備をはじめると忘れてしまう。

これが起業の難しさでもあり、なぜそのような心理状況になってしまうのか、私も昔を思い返すと不思議に思います。

男と女の事例でいうと、好きな女の子ができたときに、1番大切なことは、まずはその女の子と話せる環境になること。

二人っきりになって、ゆっくり話せる環境を作れば、前に一歩進むことができます。

これを起業準備中に置きかえると、まだ飯も一緒に食べてないのに、

一緒に旅行に行こう!!

結婚したい!!

なんて、妄想しているような感じです。

男女の事例で考えると笑い話ですが、起業となると同じようなことが見受けられます。

 

では、起業における最も重要なルールとは何でしょうか?

それは、利益を上げることです。

ここで重要なのは儲ける=利益であって、売上ではありません。

売上のことは考えていても、利益のことは考えているようで、深く考えていない。

これが起業準備の実情です。


利益はどれくらい?経費はどれくらい?

経営とは粗利の獲得と粗利の分配

副業や集客の広告を見ると、

◯◯◯さんが、3ヶ月で簡単に売上1,000万達成!

なんてことが書いてあります。

インターネットや目に入る情報は売上のことばかりで、利益についてはあまり記載されていません。

なぜでしょうか?

弊社の顧問先でも、毎月の売上については把握しているが、利益について把握していない社長も少なくありません。

いわゆるどんぶり勘定。

決算近くにならないと、年間の利益が分からない社長もいるのです。

 

経営を簡単にいうと

粗利の獲得と粗利の分配

では粗利とはなんでしょうか?

売上から原価を引いたものです。

会計上は売上総利益といいます。
※製造業の場合、限界利益ともいいますが、ここでは割愛。

粗利=売上‐原価

この粗利の中から、家賃や人件費などの経費(一般管理費)を引いて、残ったものが営業利益となります。

そして、多くの方が間違って捉えていることが、

原価=仕入

と勘違いしていること。

 

仕入れしたものすべてが、原価になるのではありません。

仕入れたのに売れなかった商品の金額は、売上原価になりません。

それは在庫として計上するのです。

つまり、原価の出し方は

売上原価=期首商品棚卸高+当期商品仕入高-期末商品棚卸高

これをしっかり覚えておいてください。

 

ここで伝えたいことは、売上だけを意識するのではなく、粗利を意識するということ!

例えば、年間で売上が2,000万、原価が1,800万だとしたら、粗利はたったの200万。

200万の粗利を分配する。

200万から、家賃に120万支払ったら、残りは80万。

とても商売できる粗利ではないことがわかります。

つまり商売とは、どうやって粗利をだすかを考え、その粗利をどう分配するかを考えることなのです。

粗利をどのように分配するのか?

経営とは粗利の獲得と粗利の分配

 

分配するのは項目は、細く分けすぎないで大丈夫。

・人件費
・家賃
・広告費
・その他
・最終利益(営業利益)

と考えてください。

まず決めることは、最終利益です。

売上から考えるのではなく、いくら利益を残すか?

これを考えてからすべてが始まります。

 

これ、貯金と同じ考え方です。

お小遣いをもらって、残ったものを貯金にする。

この考え方では貯金はたまりません。

お小遣いをもらって、先に貯金をして、残ったもので生活する。

 

サラリーマン・会社員も同じです。

給料をもらって、1ヶ月生活して残ったら貯金する。

こういった考え方の人は貯金がうまくできません。

会社で財形貯蓄をする。

すでに貯蓄分がマイナスされて、給料が振り込まれる。

その給料で生活する。

こういう人はお金がたまります。

 

 

起業や事業も同じです。

先にいくら利益を残すのか?

ということを考えて事業を行わなければいけません。

つまり、これが内部留保となり、次のステージに上るための資金となります。

もちろん銀行からの評価も高まっていきます。

あまり難しく考える必要はありません。

 

経営は粗利の獲得と粗利の分配。

このことをしっかり覚えてください。

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