起業する前にひとり旅にでよう

やる気がしない、気分が落ちる、何をやってもうまくいかない。
人にはそんな時期があります。
いわゆるスランプという時期ですね。
あなたはそんな状況のとき、どうやって乗りきりますか?
友人と飲みにいく、運動する、寝る・・・
気分転換の方法は人それぞれ、色々ありますね。
私の気分転換方法の一つが、一人旅です。
一人旅をしたことのない人には、
「一人で旅して何が楽しいのか?」
なんて、思われるかもしれません。
しかし私が思うに、一人旅を経験しないで、人生を終えるのは、日本人が「寿司を食べずに人生を終える」ぐらいもったいないと思っています。
旅は出会いそのもの
私が始めて一人旅をしたのは、高校生のとき。
友人3人で北海道にテント旅をしていたのですが、途中で喧嘩。
帰るわけにもいかず、そこから一人旅をスタートしました。
千葉から来ていた、大学生たちと仲良くなり、旅が終わってから、千葉まで泊まりに行ったのを覚えています。
大学に入ってからは、アメリカ、ヨーロッパを旅してまわりました。
その後はどっぷりアジアにはまり、インド・タイ・ネパール・ミャンマー・カンボジア・ベナム・ラオス、インドネシアなどへ。
特にミャンマーやラオスは、今のようにそれほど観光地化されてなく、かなりのんびり旅をすることができました。
私が一人旅にはまっている理由は、出会いです。
現地の人との出会い、食べ物・文化との出会い、新しい自分の感情との出合い。
食べ物や文化の出会いは、一人旅でなくても感じることができます。
しかし、現地の人との出会いや新しい自分の感情との出合いは、一人旅だからこそ感じることができるのです。
思い出の残っているたくさんの出会い
こうして記事を書いていると当時のことが蘇ってきます。
思い出すのはやはり、ミャンマーでのできごと。
当時発表していた旅のホームーページにもその思い出を書きました。。
世界三大仏教遺跡バガンを訪れた時の話です。
以下当時の文面そのまま。
遺跡につくと、案の定お土産屋のお兄さんと若い女の子が僕にお土産を売ろうと一生懸命話し掛けてきました。
実はこの日、外は本当に良い天気で、汗が滴り落ちる状態。
体力的にも少し弱っていた僕は、この人たちと暫し談笑していました。
彼らはとても上手な英語を話すのでかなり色々話し込んだのですが、女の子(MIMIという名前)が僕にお願いがあるらしい。
聞く所に寄れば、日本の高校で先生をしている日本人の友達がいるという。
彼は毎年ミャンマーに来ていて、彼からいつも手紙や写真をもらっているので、ぜひ日本に戻ったら自分の手紙を投函してほしいとのこと。
何だ簡単なことではないか!自分で出せばいいのに・・・と思った。
しかしすぐに僕は思い直した。
彼女は本当に貧しい生活をしており、郵便代すらとても重要なお金なのだ。
彼女は手紙を書き、夜私のホテルに届けるという。
僕は彼女に泊まっているホテルの名前を教えた。
彼女は待ち合わせ時間ぴったりにホテルにやってきた。
彼女から手紙を預かり、笑顔で別れる。
日本に帰国した僕は、バガンでのいきさつを書き、ポストに投函。
その後その男性から丁寧なEメールが届いた。
Eメールを受け取った時、あの時の彼女の表情が思い出された。
MIMIちゃんと手紙は届けたからね。
僕はとても嬉しい気分になった。旅って本当に良いものだ。
人生に迷いを感じているなら一人旅に出よう
日本で生活していると、嫌でもたくさんの情報が入ってきます。
起業や副業を考えているあなたなら、なおさらです。
その情報はあなたを元気づけるものばかりではありません。
また、目標に向かって前に進んでいても、ブレーキがかかってしまう時があります。
そんな時、いつもとは違う行動をとってみてはいかがでしょうか?
新しい自分と出会うためにも、私は一人旅をすすめます。